大手投資運用会社のアーク・インベストは最近、独自のビットコインETFであるアーク21シェアーズ・スポット・ビットコインETF（ARKB）の保有比率を大幅に引き上げ、同資産をアーク次世代インターネットETF（ARKW）ポートフォリオの上位5位に押し上げた。この大胆な投資戦略は、ビットコインがデジタル投資における主要な戦略的資産であるというアーク・インベストの自信の高まりを物語っている。
ARKBの積極的蓄積
CryptoSlateが最近アクセスした取引ファイルによると、Ark Investは1月24日の終値46.27ドルに基づき、1230万ドル相当の26万7804株のARKBを取得した。同時に、同社はプロシェアーズ・ビットコイン・ストラテジー（BITO）の282,975株（540万ドル相当）を清算した。これらの動きは、BITOを売却し、ビットコインベースのETFを積極的に蓄積するアーク・インベストの最近の傾向の一部である。
その結果、ARKBは現在、ARKWポートフォリオの第5位の保有株となっている。同ファンドは現在、8,700万ドル超のARKB株を210万株保有しており、ポートフォリオ全体の5.64％を占めている。重要なのは、ARKBがTesla、Robinhood、DraftKingsといった有名企業の持ち株を上回っていることだが、BlockやCoinbaseといった暗号に特化した企業には負けている。
アーク・インベストの戦略的方向転換
キャシー・ウッドが率いる会社によるファンドの戦略的方向転換は、市場の予想通りである。オブザーバーは、ファンドの資産基盤を改善するため、同社がBITOから離れ、ARKBに資本を振り向けることを予想していた。この戦略により、アーク21シェアーズ・ビットコインETFは、9つの「新生」ビットコインETFの中で、ブラックロックとフィデリティが提供するものに次いで3位に躍進した。
アーク・インベストのビットコインETFへのコミットメントとARKWポートフォリオ内での戦略的位置づけは、投資資産としてのビットコインの認識と採用における大きな変化を示している。運用資産5億ドル超のArk 21Shares Bitcoin ETFは、暗号通貨投資において主要なプレーヤーとなりつつあり、機関投資家とビットコイン愛好家の双方にとって新時代を迎えることになる。
